ZEHの家づくり

愛知県刈谷市での家づくり。 ほぼ仕様決めとか終わってるので、工事記録が中心。

案外!

今日も夕方、工事現場の敷地に入り、外観の写真をパシャパシャ撮影していたら、
1人の年配の男性が、近づいてきて、こちらに何か言いたそうにしていた。
何回も現場付近で、その人が散歩してるところを目撃していたので、その人が近所の人だということはすぐに分かった。
向こうも、自分を施主と認識して話しかけようとしてくれてるものと思って、挨拶しようとしたら、


「あんたも今勉強してるのか?」 と問いかけられた。
   
“あんたも?” 、 “今勉強?”  ???と頭の中に浮かんだが、
「近所に住んでるんで、ちょこちょこ、進捗見に来てます。」と質問の答えになっていないがそう答えた。がしかし、



「そうそう、そうやって建て方勉強しといたらいい。 俺も、3年ぐらいはあちこちの建築現場見に行って勉強した。 それから、建設会社選んだらいい。昔はな、高針(名古屋市の地名)にしか、住宅展示場なくてな、何回も通って、勉強したわ」
 ホント3年は、勉強しなきゃだめだ。 それで、建設会社選びしなきゃ。 あちこち、見に行って、この建設会社はこう建てるんだとか、あの建設会社はこう建てるんだとか見ときな。 おれも若いころ、あちこちの建築現場忍び込んだわ。あんたもそのくちやろ。高い金出すんだしな~。後悔せんようにな。」


“いや、私ここの施主だし。 もう建ててるし 勘違いをしてはるわ” 
と心の中で思い、ここの施主で有ることを言おうとしたが、


「おれん家は 43年になるけど、不具合何~んもない。地震も何回もあったけど、びくともしない。 周りのこの辺の家、 み~んな 建て替えとか修理とかしてるけど、うちは一回もしてない。 うちは丈夫な 家やぞ。 色々な建築現場見てきたけど、ひどい家もいっぱいみてきたぞ。」


そういやこの人、上棟の時、私が仕事終わりに現場来た時、うちの現場監督と話してたわ
「この家も上棟の時 俺ずっと見てたからわかるけど・・・」


来た~。もし悪い事言われたら、もう施主をを名乗れなくなる、そうでないとこの人もめちゃくちゃ気まずいだろうし。


「この家、案外いい造りしてたぞ。ここは地震に強いわ。」


案外!?  でもま~良かった。 今後、この人が私を施主と気づく事あっても、気まずくならんし。



それからも沢山話してくれたが、長くなりすぎるのでやめときます。

要約すれば、
「3年はかかるで、家づくりの勉強」
「勉強したから、おれん家はすごいぞ」 の2点だった。
でも、そうやって勉強して、ず~っと 43年満足出来てる事は、本当に幸せなことだなと思った。


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うちはもう建ててるけど、 勉強は足りなかったけど
 案外いい造りだってさ、ホロスホームさん。完成まで頼むよ。



私は勉強開始が遅すぎましたが、
現在、注文住宅検討中のみなさん、3年という期間が妥当かどうかわかりませんが、
勉強して、検討して、後悔しない家づくりしてくださいね。